不動産について① 持ち家という不動産投資




持ち家について


家が欲しくて買うのは自由。ハイリスクハイリターン目当てで家を買うのは自由。損得で家を買うのは勉強不足(市場が効率的なら損得は無い)。と思ってます。





持ち家vs賃貸のなんか違う感


良くある構図ですが種類が違う物を戦わせていると思ってます。忘れられているのが帰属家賃の存在です。つまり持家派は自分が大屋の物件に自分で賃貸契約している状態にあります。これは屁理屈ではなくてGDPの10%くらいはこの帰属家賃が占めており、当人が意識していなくても行政側はそのように集計しているという事です。(国によっては大屋として受け取る家賃に課税している国もあります。)

従って持家の対戦相手は預貯金・株式・債券等の「資産」です。


持ち家とは不動産投資の特殊なケース。


①株式投資2000万円 → 運用益2000万円×5%=100万円 → 家賃支払
②不動産投資2000万円 → 賃貸収入2000万円×5%=100万円 → 家賃支払
③不動産投資2000万円 → 賃貸収入2000万円×5%=100万円を放棄して自分で住む → 家賃支払不要


①は貯金2000万円で株式2000万円分を買って、運用益100万円を手にしました。この場合月6万円(年72万円)くらいの賃貸なら賄えます。

②は貯金2000万円で2000万円のアパート等を買って、賃貸収入100万円を手にしました。この場合月6万円(年72万円)くらいの賃貸なら賄えます。①と同じです。

③は貯金2000万円で2000万円のアパート等を買って、自分で住むことによって賃貸収入を放棄する代わりに、家賃の支払いは無くなりました。


持ち家とは不動産投資の特殊なケースです。貸す側と借りる側の両方が自分です。持ち家を戸建賃貸や分譲賃貸にして賃貸収入を得れば、一般的な不動産投資になります。




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