2 株式投資の分類



株式投資がなんとなく分かるようになったきっかけ

橘玲さんの本がきっかけで投資の輪郭を捉えることが出来ました。お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方臆病者のための株式入門にとてもわかりやすい解説がありました。大学生の時に読みましたが、普通の大学生でも読めるくらい簡単に書いてありました。



投資は大きく分けて3種類に分かれるという考え方


  1. 個別株長期投資(バフェット流投資法)
  2. トレーディング
  3. インデックス投資(経済学的に正しい投資法)

この3分類は初心者目線でとてもしっくりきました!本屋に並んでる訳のわからなそうな本も、この本は個別株投資系だな、この本はトレーディングの事が書いてあるんだなと、3分類のどれかに当てはめるできると思いました。


①は株式投資の王道だと思います。今で言うアクティブ投資ですね。株式市場は概ね効率的でなあるがわずかな歪みもあるという考え方です。企業分析や業界分析を行って、割安に評価されていると思う株を買ったり、評価されている以上に将来性があると思う株を買ったりする方法です。
ただこれらは言ってることはわかるのですが、自分自身の知識も時間も設備も限界があり、なにより市場参加者にはプロもおりそういう人たちと競い合って勝てるか?いや無理でしょ。と思います。
更に言うと、そもそも将来を正確に見通すことは不可能という論説もあり、プロでさえほとんどの者は手数料の分だけインデックス(市場平均)に負けるという調査結果もあります。相場に勝つのは簡単ではありません。


②はそもそも別のゲームです。投機であり、期待値ゼロのゼロサムゲーム(本当は手数料の分だけマイナス)で誰かが1億円得したら誰かが1億円損している(あるいは100万円損した人が100人いる)世界です。
一晩で倍になったり半分になったり、そういう世界を求める人にはうってつけの世界ではあります。(ギャンブルというくくりでは相対的に手数料低く、優良なギャンブルではあります。)


③は現代ポートフォリオ理論という一連の考え方が基礎になっている投資法です。
資本主義は人々の欲望をエンジンに増殖するシステムなので、長期的には市場は拡大していく。期待リターン(傾き)がプラスのプラスサムゲームであることがポイントです。②と違って全員が少しずつ勝つ事も可能です。
なぜそうなるのはを理解するのは難しい(勉強してみると面白い)ですが、実践することはとても簡単です。株式市場の縮小コピーであるインデックスファンドを保有しておきさえすれば良いのです。



私は③インデックス投資が自分には合うと思い、実践することにしました。そしてこの選択は間違いではありませんでした。



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