2-1-3 低コスト




コストの重要性

リターンは不確実ですがコストは確実です。コストはリターンを押し下げるだけで何も生み出しません。確実に得する投資法はこの世にありませんが、確実に損する投資法は存在します。コスト意識の低い投資家はリターンをかなり蝕まれることになります。


売買コスト

売買の都度かかるコストです。米国株投資や高配当株投資などのアクティブ運用は人気の投資法ですが、高コスト体質です。売買の都度売買手数料が発生します。パッシブ運用(ベンチマーク)より多く稼いでも売買手数料でチャラになっては報われません。アクティブファンドも同様の体質なので同成績では売買コスト分劣後してしまいます。


税コスト

最高の資産運用は税金を払わない事とも言われています。タックスヘイブンと呼ばれる租税回避地を駆使したりと、読み物として面白いエピソードもたくさんあります。
利益確定の都度課税されますので、売買頻度を減らすのはもちろん、配当金を出さない手段も有効です。

ここのサイトでよく分かるシミュレーションがあります。
複利の力〜税金繰り延べとリスクが蝕むリターン

無配当(ファンド内の再投資)の場合は、課税が繰延られ複利効果が働き、資産の増え方が大きくなっているのが分かります。
一方配当金有りの場合は、都度課税されて複利効果が得られず、資産の増え方は小さくなってしまってます。


NISAやideco制度の活用


今はNISAidecoといった非課税制度が用意されています。これらの制度は税コストはもちろん、証券会社によっては売買コストが掛からない事もあります。使わない手はありません。


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