2-1 インデックス投資



インデックス投資とは

資本主義は人々の欲望をエンジンに増殖するシステムで、長期的には市場は拡大していく。期待リターン(傾き)がプラスのプラスサムゲームと書きました。しかしこれは全ての時代に、全ての国の、全ての業界の、全ての企業が成長するというわけではありません。好況な企業、不況な業界、好況な国、不況な時期など、様々な状況を織り交ぜながら全体として市場は拡大していくという事です。


この好不況の予測が個人の力量では困難(またはメカニズムが複雑でそもそも不可能)だとすれば、理論的に正しい投資法とは、世界中の市場全体に分散投資する事となります(全世界株式ポートフォリオ)。これがインデックス投資の基本的な考え方です。
どの株が上がるか全然わからないけど、全株の平均株価は上がだろう事はわかってる。それなら全部をちょっとずつ買えばええやんという事です。
(ちなみに資本主義に疑問があったり、将来は全世界が退廃していくと思っているなら投資はしない方がよいです。というかできないでしょう。)


インデックスは指数のこと

インデックス(指数)といえば日本では日経平均、TOPIXなどが有名です。これの世界版にACWIFTSEがあります。世界平均株価みたいなイメージです。47か国約3000銘柄が含まれています。そして、これらの指数に連動した(全世界株式を時価総額ベースで買える)投資信託もあります。これを買うという事は、先の3000銘柄全部をほんのちょっっっとずつ買うイメージです。つまり経済学的に正しい投資ができるという事です。


現時点で代表的な投資信託としては、
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
たわらノーロード 全世界株式
などがそれにあたります。SBI証券や楽天証券などで買う事が出来ます。




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